メトロイドプライム3 コラプションの感想(3時間プレイして)
メトロイドといえば、初代のファミコン(ディスクシステム)以来、任天堂の伝統あるシリーズ物である。一番私が気に入っているのは、スーパーファミコン版「スーパーメトロイド(メトロイド3)」だ。
3/6にメトロイドシリーズの最新版「メトロイドプライム3 コラプション」が日本でも発売されたので、早速購入した。3時間ほどプレイした感想は、
(1)過去のメトロイドプライムシリーズをプレイしていないので、サムス以外の登場人物に全く思い入れを感じない。ダークサムスとか、いきなり登場するから、!???という感じ。過去のシリーズが完全な前提になっているのは、任天堂にしては不親切だなと感じる。ファイアーエムブレムもそうだった。特に、ファイアーエムブレムは全く意味不明だったので、もう買わないと思っている位だ。
(2)プレイ再開時の小曲は相変わらず良くて、いかにも「メトロイドらしいな」と思わせてくれる。しかし、全体的に、あまり心に残る音楽や効果音が無く、盛り上がりや緊張感に欠ける。残念。どうしてもスーパーメトロイドと比較してしまうのだが、スーパーメトロイドの音楽や効果音はどれも光り輝く程の秀逸なものばかりだった。未だに思い出に残っている。
(3)操作性はとても快適で、視点の変更や移動は極めてスムーズ。FPS食わず嫌いな人でもすぐに慣れる。とても素晴らしい。WiiにおけるFPSのフレームワークになるだろう。ゼルダよりも良かった。但し、唯一難点なのが、スキャンバイザーの使用方法。いちいち-ボタンを押しながらバイザーを選択し、さらにターゲットを合わせてZボタンでスキャンするというのは、あまりに操作が煩雑である。しかも、このスキャンバイザーは多用しなきゃならない。はっきり言って面倒であり、プレイのテンポを相当損ねている。スーパーメトロイドはもっとサクサクプレイできたよね。多用するコマンドはボタン一発にする、あるいはボタンのアサイン機能を付けるのが常識ではないのか?
(4)溜め撃ちの効果が弱く、爽快感がない。敵がぶっ飛ぶぐらいの威力はあっても良さそうなのに。FPSってシューティングなのだから、爽快感が必須なのは当然だ。
(5)グラフィックはとても美しい。但し、AVC-3808で780pにアップコンバートしているから余計にそう見えるのかもしれない。
総括すると、現時点では「まあまあ」といったところ。特に傑作と言う程ではなかった。正直に言うと、まだまだ練り込む余地があったのではないかと思う。任天堂にしては作り込みが甘いと感じた。
まだ、プレイ時間は3時間だし、これからもっと面白くなっていくはずだと期待はしている。しかし、このままべたっとしたままエンディングを迎えてしまうと、私の中では駄作扱いなってしまうかも。
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