確定申告を電子申告(e-tax)で済ませてみました
めでたく年収2000万円を超えましたので確定申告を!!!!・・・うそです。
色々諸事情があって、確定申告で税金が還付される(子供の小遣い程度です)ことが判明したので、確定申告することにしました。
せっかく電子申告(e-tax)というシステムがありますし、技術的にも興味があり、5000円還付額が増えるし、そもそも税務署へ行って並ぶのが面倒くさい。というわけで、e-taxで確定申告してみました。
(手順概要)
- ICカードリーダを買って、PCに接続し、ドライバをインストールする。私はSONYのRC-S330を購入しました(2500円くらい)。意外とちゃっちい代物ですが、Suicaの利用履歴も参照できたりします。電子署名以外にも用途があるということです。お得だと思います。
- 住民基本台帳カード(電子証明書入り)を入手する。区役所に行って、住民基本台帳カードの発行してもらい、住民基本台帳カードに自分を証明するための電子証明書(ちなみに発行元は自治体、私の場合は東京都知事)を入れてもらう。(私のところでは合計1000円)
- Windowsのセットアップ(ルート証明書のインストール、信頼済みサイトの設定、公的個人認証利用クライアントソフトのインストール、署名送信モジュールのインストール)。自動設定ツールがあるので、簡単。
- ブラウザの設定変更(ActiveX関連)。
- Internet Explorer起動。(Windows Vistaの方は後述の通り、注意!)
- 確定申告書作成コーナーで、確定申告書作成開始。後は、画面に従います。
- 確定申告書ができあがったら、電子署名して所轄税務署に送付。
- e-taxのサイトで、確定申告書が送付されたことを確認。
(詰まりかけたところ)
Windows Vistaの場合、まず最初にInternet Explorerを「管理者として実行」させる必要があります。そうしないと、電子証明書の読み込みに失敗します。恐らく、Vistaになってから、IEを含めexe周りのセキュリティが厳しくなり、Internet ExplorerからICカードリーダの電子証明書へアクセスができないものと思われます。
確定申告書作成コーナーのヘルプの出来がイマイチで、この辺りの説明が曖昧です。Windows Vista利用の方は注意です。
(ポイント)
入力の途中でも、入力内容をローカルのバイナリファイルに保存できます。うまく活用しましょう。
(感想)
住民基本台帳カードやICカードリーダの準備は面倒ですが、最初の一度だけです。確定申告書の作成は、書類さえ一式用意しておけば、意外と簡単にできます(小一時間で)。しかも、e-taxであれば、源泉徴収票とか、特定口座取引報告書の提出が不要となります。便利だ。但し、書類は申告期限日から3年間の保管義務があり、税務署から提出を求められたら、提出の必要がある。
住民基本台帳システムや、国民総背番号制度は、個人的には賛成です。
一システムエンジニアとしては、より効率的で便利な自治体システムの構築に携わりたいものです。区役所の窓口が混んでいるのを見る度に、いつもそう感じます。
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