2007年9月4日火曜日

遠藤農水相、就任1週間で去る。安倍内閣、もはや存在価値無し?

 またまた、「政治とカネ」の問題が噴出した。

 進藤農水相が理事長を務める農業共済組合が、補助金を不正受給した上、さらに3年もの間放置していたというのだ。農水相の辞任は至極当然である。そして、安倍総理の任命権者としての責任は重大である。はっきり言って、内閣及び総理は機能しているのか? 思考回路が働いていないと思われても仕方あるまい。

 今回の内閣改造について、農水相のポストが鍵を握ることは、事前に分かっていたことである。なぜなら、松岡前々農水相は緑資源機構の問題に関与したと疑われて自殺に至り、赤城前農水相は絆創膏を顔に貼り醜態を晒し、さらに事務所費の不正経理問題を追及され更迭となったのだ。農水相には、もっとも「クリーン」な議員を割り当てなければならなかった。しかし、改造後1週間にして、これである。現政権には農水相一人の「身体検査」をする能力すらも無いことが露呈した。
 
 進藤農水相の辞任により、内閣支持率が再び暴落するのは避けられない。国民は、もはや安倍政権に何も望んでも無駄だと思っている。体裁すらも整えられない内閣に、政権担当能力があるとは到底思えない。

 安倍総理は、遂に、一線を越えてしまった。

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