2008年1月20日日曜日

懐かCD~NECの「PC-8800シリーズCDたから箱」

 PS3を買って以来、手持ちのCDを聞き直す日々が続いている。
 今日、古いCDを整理していたら、非常に懐かしいものを見つけてしまった。

 タイトルは「PC-8800シリーズ CDたから箱」(NEC製、非売品)。PC-8801 MC(model2)に付属していたおまけCDである。20年近く前のCDだが今でもきちんと再生できる。CDの寿命は20年とか言う話もあるが、まだまだ大丈夫らしい。トラック2にはプログラムが入っている。プログラムは、確か、落ちゲーみたいなやつとか、Misty Blueの試用版とか、CD-ROMの機能をふんだんに利用したゲームの類だった様な記憶がある。プレイしたいのは山々だが、もう既に、PC-8801 MCの実機がないのが残念だ。なお、トラック3以降はオーディオトラックになっており、サウンドボードIIで鳴らした音楽等が入っている。FM+SSGのピュアな響きが心地よい。ちなみにトラック1には、「トラック2は音楽CDプレイヤーで再生しないように」との警告メッセージ。

 って、そもそも、「PC-8801 MC(model 2)」って何? と言われそうだ。実は、私にとって記念すべき、初代my PCなのである。8ビットパソコンの雄、NEC PC-8801シリーズの最終兵器(=最後のモデル)、かつ、唯一CD-ROM(1倍速!)を標準装着したモデルだった。ちなみに、CD-ROM本体は、"あの"PCエンジンのCD-ROM2と同じものを流用していたはずだ。

 このCDは自分の原点といっても過言ではない。中学生の頃、PC-8801 MCを買ってもらい、そして今、ITエンジニアとして働いているのだから。CDを聴きながら思うのだ。ああ、あの頃、今のように不遇な時を過ごさなければならないなんて、全く想像も付かなかった。人生とは、かくも悲しいものかと。あの頃は夢を持っていた。俺の20年間は一体何だったのか。PC-8801 MCを手にしたときから、俺の人生がこうなると決まっていたのだろうか。1本のレールが途切れることなく続くように。

 否。人生、いくらでも変えられる。自分の選択次第だ、と、いい歳してなお願うのである。

0 件のコメント: