2008年1月7日月曜日

PS3をDNLAクライアントとして利用する(PCの音楽・動画をPS3で再生させる方法)

 PS3の最新ファームウェアは、DLNAクライアントに対応しています。つまり、Windows PCに溜め込んだ音楽・動画をPS3に転送させて再生できるわけです。

 設定方法は簡単で、
 1.Windows Media PlayerのDLANサーバの共有設定を許可する(ツール->オプション->ライブラリ->共有の構成、「メディアを共有する」にチェックすればOK)。なお、パーソナルファイアウォールを導入している場合は、別途外部からのアクセスを受け付けるように設定が別途必要。
 2.DLNAサーバが稼働したことは、PS3側に自動で反映されるので、XMBにメディアの1つとして表示されるようになります。
 3.後は、XMBで再生したいメディアを選べば、あら簡単にPCの音楽・動画を再生できちゃいます。

 で、ここからが本題。
 現行のPS3のファームウェアでは、WMAファイルのロスレス圧縮データは非対応の様に思われる。これは非常に悲しい。私のWMAファイルは、殆どがロスレス可変圧縮データばかりなのだから。
 そこで、Windows Media Player以外のDLNAサーバを探してみることにした。

 で、発見したのが、TVersityというフリーのDLNAサーバ(なお、商用版もある)。ダウンロードはこちらから。

 使用方法だが、インストールは簡単。すぐに終わる。設定手順は、TVersityを起動してから、
 1.公開したいデータがあるフォルダを登録(add->Folder)
 2.TVersity Media Serverサービスを再起動(advanced->refresh sharing)
 3.PS3からは自動認識される。XMBには「サーバ名:TVersity Media Server」と表示されるはず。これで、Windows Media PlayerのDLNAサーバからはおさらばである。

 TVersityの利点は、PS3が再生できない形式のデータがあれば、TVersityがPS3で再生できる形式にリアルタイム変換しつつPS3へ転送してくれることだ。なお、動画については、あまりでかいデータは上手く変換できなかったりしたり不安定さも見られる。しかし、少なくとも、音楽に関しては全く問題ない。LANの速度に依存するかもしれないが、有線ネットワーク接続であればクオリティは十分高い。無線など遅めのネットワークを使用している方は、TVersity側の設定でクオリティを落とすことも可能だ。

 Windows Media PlayerのDLNAサーバ経由で再生できないファイルをお持ちの方、まずはTVersityをお試しあれ。

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