2007年7月6日金曜日

N響演奏会 チャイコフスキー標題交響曲「マンフレッド」ロ短調 op.58を聞く

好きなテレビ番組の一つが、NHK-BSのクラシック倶楽部(2とハイビジョン)。特に、金曜日(BS-2)は最近のN響演奏会が取り上げられるので、毎週楽しみにしている。

今日の放送は、チャイコフスキーの標題交響曲「マンフレッド」ロ短調 op.58。
名前に「マンフレッド」が付く曲が2曲あるらしいことは以前から知っていたのだが(本当はもっと沢山あるのかも知れないけど)、今までシューマンの「マンフレッド」しか聞いたことが無かった。(シューマンの方は、う~ん、イマイチかなぁ~)
テロップに出ていたが、アシュケナージはN響でチャイコフスキー交響曲全曲制覇を狙っていたそうで、、、確かに、最近5番と6番もやってたよなあ。結構N響にしては熱演だった。特に5番は良かった。

感想ですが、チャイコフスキーらしく力強さと悲哀さを兼ね備えた、若干冗長気味だけれども、大変素晴らしい曲でした。特に、城主マンフレッドを表現している(と思われる)、第1楽章と第4楽章のコーダに登場する、堂々とした品格溢れる雄大な主題には、強烈に心が惹かれました(ちょっと演歌的で大袈裟!)。これは名曲じゃないか!!!

人生で、このレベルの名曲に出会えることは滅多にないことだし、同じ曲を聴き直しても、名曲に出会えた<瞬間の感動>はもう二度と感じることはできない。ああ、今日はとてもいい気分だ。(私の場合、同じチャイコフスキーでも、第6番のように、何度も聞くことで徐々に理解してじわじわ感動してくるタイプの曲もあるけど)

ちなみに、N響の演奏が良かったかどうかは、他の演奏と比較していないので分かりません(笑)。アシュケナージのチャイコフスキーは大好きですよ、私はね。全曲制覇の後は何を聞かせてくれるのでしょうか?

なお、チャイコフスキーの標題交響曲「マンフレッド」ロ短調 op.58については、以下のページが詳しいです。曲を聴きながら参考(勉強?)にさせてもらいました。
「マンフレッド」の原詩(バイロン作)も読んでみたいものだ。

マズア指揮によるマンフレッド交響曲
クラシック音楽館

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