2007年11月29日木曜日

守屋前防衛事務次官とその妻も逮捕

 遂に、来るべき日が来た。

 防衛省に対する山田洋行の贈収賄疑惑で、本日、守屋前防衛事務次官が逮捕された。まあ、この成り行きは、最近のマスコミ報道などで十分予想できたことである。しかし、驚いたのは、守屋容疑者の妻も逮捕されたということだ。まさに異例の事態。東京地検曰く、妻は「身分なき共犯」という主張だ。そんな奥の手があったのか。妻のみでゴルフ接待を頻繁に受けていたという報道もある。夫婦そろって「たかっていた」ということか。

 もちろん、全く事務次官が収賄とは、国民を愚弄する行為である。しかし、防衛省と商社との関係は、持ちつ持たれつだったということは勘案すべきだ。なぜなら、防衛省には海外の装備品に関する知識が殆どなく(というか、そもそも知識を集めてくるだけの頭数がいない)、代わりにその知識を収集してくるのが専ら商社なのだという。そうして、商社は防衛省に食い込んでいくわけだ。(本日放送のNHKクローズアップ現代より)

 防衛省は、特に防衛機密というベールに包まれているから、余計に懐疑的に見られる立場にある。しかし、他の省庁の官僚も似たようなものだろう。例えば、ITの知識がないのにも関わらず、システム管理者やシステム調達を担当している官僚がいたりする。見積もり・設計は丸投げで、そのくせ、構築したシステムに対して批判する能力は人一倍。私はいつも「批判するなら対案を出せ」と、のどから出そうになるが我慢している。私だって、お客様のために色々アイディアは持っていますよ。でも、お金と時間が必要なのです。それとも、やはり自分には能力がないのか・・・。

 贈収賄疑惑の一連の報道を見ていて、ふとこのように思ったのである・・・。(最後はただのぼやきになってしまった)


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